蒼い月
♪キーンコーンカーンコーン



「飛鳥~!部活行こーん♪」

「ほーい!今行くぅ」

「・・・飛鳥?
ちょっと今いい?」

「瑞穂...?
うん!ちょっと待ってて!
笑ぃ~!部活先行ってて~」

「ラジャ☆」



―このとき、もしも


笑と一緒にいけば・・・


あたしの未来は変わったのかな?



「瑞穂~おまたせ!
・・・でどうしたの?」

「飛鳥、どうやって瀬戸内くんに
詰め寄ったの...?

「詰め寄る...?
何それ。
あたしは詰め寄ってなんか・・・」

「うっせーよ!!
瀬戸内くんに飛鳥って呼ばれたからって
調子に乗りやがって!」

「・・・瑞穂?
どうしたの...?」



あたしは何がおきたかなんて


分からなかった。


ただただついていくのが


精一杯で。



「どうしたの?だって。
お前、ふざけてんの?
まぁいっか!
あたしもめんどくさいこと嫌いだし。
明日以降、瀬戸内くんと
仲良くしてたらどうなるか...分かるよね?」

「え...」

「あんただけじゃなくて
あんたと仲のいい奴らも怪我、
しちゃうかもねぇ?」

「仲のいい...ってまさか笑と有沙!?
あの2人には...」

「何もしない、とはいえないね。
ま、あんたの行動にもよるけど?」

「・・・どうしたらいいの?」




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