天使に誓うこと


『嘘だ! あたし…まだ渡してない…』



「へ?」



お母さんの声が聞こえた。



『涼介に手紙を書いたの!今までの気持ち!!』



「うたちゃん……」



『それ、まだ渡してないよう……』




「うたちゃん……うたちゃん……」




涼介のお母さんは、あたしを強く強く抱きしめた。







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