きみの世界は。

俺は、ふうっと
ため息を一つこぼした。


「しょうがなくねーよ。
 誰が洗うんだよ、それ」


「…ちゃき」


「何か言うことは?」


「さんきゅ」
 

ぱちくりと目を弾かせた。
わびれるそぶりはあったけど、

やはり開き直りにしか
見えなかった。
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