Sky Blue-同じ空の下-




「ねぇ、」


「何か。」
眠そうな廉と隣にいる純に話し掛けた。


「顔なぞらせて。」


「はぁ?」


「無理っしょ」


「いいじゃん!」


「イヤっしょ、」

完全否定する廉を横目に純は二つ返事で了承してくれた。


初めて知った。
純は見た目はチャラくて目もクリクリな顔立ちだけど、綺麗に鼻筋が通った、男らしい骨格だった。



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