Sky Blue-同じ空の下-
その日はアッコのことが頭から離れなかった。
夢だって分かってるのに
何故か頭から離れなかった。
慧を好きなのに「好き」って言えないのはきっと、私が弱い人間だからかな。
色々考えながらも学校へ行った。
「おい、」
「おーい、」
「おい、そこの性悪女。」
「はぁ、誰よ!!性悪女って言ったのは!!?」
「そんなとこだけ反応するんだな。」
「はぁ、なんか用??」
「別に…」
「廉はさ、前言ってたアノ人のこと思い出したりしないの??」
「アノ人??」
「あの…家庭教師の人??」