青春小娘
『あたしも好きな人ほし〜』
なんて言った日には、

『似合わねえ!!
なんて笑われる始末…

うちの小学校は、「付き合う」とかそんなものはなくて、せいぜい「両想い」ってのがちらほらいるぐらい。


小4の時から塾に行ってて、それは中学受験をするためだって知ったのは、小5の時。

親にはめられた…
なんて思ってたけど
このど田舎から抜け出して、
絶対恋するんだ!!
なんてふざけた理由で受験を決意した。

そしたら、見事に超有名進学校にちゃっかり合格!!

校則ゆるゆる。共学校。
おまけに制服が可愛いくて!!

中学デビューしようと思って、髪もストパーかけて伸ばして…
入学式がすごく楽しみだった。

けど…この学校は「両想い」なんてそんな甘いもんはないんだって気づいたのは…
もっと先のお話。
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop