天然な彼女!?

決心

俺は翼の両親に言って、
許しを得て、
翼の部屋に入った。

「翼?」

「帰って!!!
顔も見たくない!!

反対するんでしょう!!
私は産むよ!!」

「産んで欲しい。」

俺がそう言ったら、
翼は目を真っ赤にして、
俺を見つめてきた。

「相馬君?
口から血が出ている。」

「さっき。
親父さんに殴られた。」

「ええ?」

「妊娠させて、
その上に俺が逃げてしまった。

産んで欲しいのに、
何故か言えなかった。」

翼を抱きしめた。
強くそして離れない様に。

< 112 / 125 >

この作品をシェア

pagetop