【続】天国に近い場所
「志乃」

「ひぃっ…」


龍美が私に抱き着き、私の頭に頬をすりすりと擦り付ける。




「仕事疲れた」

「そ、そう。今日、仕事終わるの早かったね」

「うん。志乃に早く会いたいから、金曜は早めに仕事切り上げるんだ」



そうなんだ…

だからいつも金曜日は、早く帰ってくるのか。






「あの…運転手さん?早く出発しないと、健太郎を待たせるんじゃないですか?」


正樹さんが後ろで夏莉の肩を抱きながら、呆れたように言う。
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