【続】天国に近い場所
「あったり前でしょーがっ!身内に美容師がいんのに、ボッサボサの髪のまま送り出せるわけないでしょ?私の店にもよくキャバ嬢のお客さん来るし、今流行りの、“盛り髪”なら任せてよ♪」


ああ‥雑誌で見たことある〜

盛り髪なんて、私なんかが似合うのかな(汗)





「文化祭いつなの?」


お姉ちゃんがバスタオルを畳みながら、私に聞いた。





「えっと…‥来月の最初の土日だよ!私がキャバ嬢になるのは、日曜だけだけど‥」

「へぇ♪じゃあ日曜に、亮ちゃん連れて私も行こうかな〜。店はお店の子たちにお任せしちゃおー」
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