【続】天国に近い場所
辰夫おじいちゃん・・


私ね、龍美と結婚するんだ。



あの世界で出会った二人が結婚だなんて……びっくりでしょ?

私たちが“初”かな?






「さて、冷えてきたし‥そろそろ帰るか」


龍美が立ち上がる。




「あ、うん‥そうだね」


私も立ち上がり、膝にかけていた毛布を抱えて、龍美の手を握り車へ戻った。






「あっ、流れ星!」

「えっ!どこどこ!?」


龍美が空を指差したが・・



それもすでに遅し(汗)

夜空を見上げても、無数にある星は流れていない。
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