先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*

…佐野先生!!



先生が職員のげた箱がある来客用玄関からこっちを見ていた。



その目は当然、笑ってはいない。


突き刺すような鋭い視線。



お、怒ってる…?



「あ、あの、ありがとうございました!」


あたしは慌てて先輩に頭を下げて、

昇降口に向かって一人、走り出した。



「あ、おいっ!?」



急に先に行ったから、先輩の驚く声が背中にするけど、気にしてられない。


これ以上、他の男子と登校してる姿を見られたくないもん。



げた箱につくと、はぁはぁと荒い息を整えながら、

携帯をスカートのポケットから取り出した。



どうしよう。


祐輔にメールしたほうがいいのかな?



でも、なんて?

< 35 / 109 >

この作品をシェア

pagetop