先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*

├ 二人きりの宿


「…千沙」



あ、これ。

前もこんな風に呼ばれた。


ふわふわと漂いながら、あたしは思った。



「千沙、ついたから起きて」


いきなりほっぺたが痛んで、

あたしは目をあけた。



「へ、な、何…!?」


見ると、祐輔があたしをにらみながら、

ほっぺたを引っ張ってる。



「い、痛い…」


「俺が運転してる途中に眠った罰だ」


祐輔はそう言って、

あたしの唇をふさぐ。



寝起きでぼんやりした頭で、

何が起こってるのか、わからなかった。


あたし、なんでキスされてるの…?



ほっぺたの手はいつの間にかはずされ、

代わりに、頭の後ろと肩に祐輔の大きな手があった。


舌がなめるように唇をはう。


「ひゃっ」

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