逆らえない
「要はさ、俺達ジュース飲みたいだけなんすよ、安西先輩」

そう言って、畠山は安西の耳元で囁く。

「今すぐ買いにいってくれませんか?そのままの格好で」

「え…」

畠山の言葉。

その真意を知り、安西は青ざめた。

「このままの格好って…私、今競泳水着で…!」

「何か問題ありますか?」

ニヤニヤと。

畠山が下卑た笑みを浮かべた。

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