青空
そうして、輸血は出来て一命は取り留めたが、脳に障害が残る可能性があった。



そして、しばらく経ち淳也が父親にお礼を言いに行った。



すると淳也の父、総一郎が言った。


「居るもんだな。近くに。まさか、輸血に協力するなんて思わなかったよ。」


「あぁ。助かったよ。でもまだ、意識は戻らないんだけどな。」


「そうか。助かるといいなぁ。」


「あぁ。
まぁ、もうしばらくゆっくりしてから帰ってくれよ。」


「あぁ。」


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