先生とボールペン

周りの誤解




おはよう、という声が飛び交う


私はいつものように席に着いて
授業の準備をする



クラスの女の子が一人近寄ってきた。


あたしの耳元でこそっと一言

「高戸君が呼んでるんだけど…。」



「あ ありがとう、」


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男「なぁ、佐藤さんて高戸と付き合ってんの?」


美「付き合っては…ないと思うけど」

男「でも 最近異様に仲良くね?」


美「んー、たしかに、」


男「あーあ、俺狙ってたのに」


美「えぇ?!狙ってたの?」


男「佐藤さん、タイプなんだよ、(笑)」


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