『携帯彼氏』の災難!?
今日はそれだけで、店を出た。

「マミヤとの生活はどうだった?」

「まるで男版のマカと暮らしていたカンジよ」

「ラブゲージは大丈夫だったか?」

「ええ。マミヤもわたしも、互いに良い親友関係が築けたわ」

「なら良かった」

ルカにマミヤを預けた後、あえて互いに連絡を取り合わなかった。

ケータイの内容は彼等に知られてしまうし、それに何となく…互いのことは知らないほうが良いように思えた。

「マカの方はどうだった? ハズミ、マカのキライなタイプだったから、ちょっと心配してたのよ」

「…ああ、そうだったな」

いつの間にか、忘れていた。
< 86 / 92 >

この作品をシェア

pagetop