キミガイタ120日



その夜だった。






アズサはシュウと夜に会う予定があったので、外出していた。











その時、リュウの元には一本の着信があった。







プルル…プルル…



「もしもし。」



「あ、リュウ。俺。」



「どうした。」



「あんさ、今の2年が調子乗ってっから、明日締めんだわ。」



「ふーん。」



「校内統一、しようとしてんの。」



「ふーん…。」



「女もその中に居るし、遊んでやるべ。」



「だな。」



「来て、…くれるよな?」


「もちろん。じゃあ。」


















───校内統一、

懐かしい響きだ。




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