キミガイタ120日
だいぶ歩いた。
「リュウー、まだぁ?」
「ついた。」
着いた、…そこは、…
────海だった。
「綺麗、。」
そこには船が小さく灯りをともしているだけで、他は何も無かった。
「だろ?ここ俺の穴場(笑)」
「いーね。」
二人で塀に乗ってそこに腰かける。
「落ちんなよ。」
そう言ってリュウはあたしに近寄る。
「落ちないよ。」
だんだんと空も明るくなってきた。
深夜とは思えないくらい。
そして、朝日が昇った。
言葉にならない美しさだった。