キミガイタ120日
第二章

揺れ動く




アズサ達が去って行った男子トイレ。





アズサの仲間がアズサを助けに来たとき、正直、俺はすごくほっとした。


避けようと思えば避けれたパンチを思いっきり受けた。

…すげぇ、痛かった。

その痛みは肉体的な痛みではないもっと大きな痛みのように感じた。




でも、きっとアズサにはもっと大きな大きな痛みを負わせてしまったと思う。


幸いケガなどは無かったけど、俺のしたことは最低だったと思う。


でも俺にはアレしか思いつかなかった。







本当に俺は最低だ。












気付けば正気に戻ったサトルにも一発拳を入れていた。




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