ハル恋 Harukoi
第七章
もやもやを残したまま月日は流れ、季節はもう梅雨だ。

6月24日・・・


この日がまさかあんな日になるとはまだ、

誰もわかっていなかったよ・・・



ピピピピピピ・・・


「ん・・・あ・・・もう6時20分だ・・・・」

最近なんとなく学校に速く行くのがおろそかになっていた。

自分に自信がなくなっていたから・・・。

けれど目覚まし時計はまだあのころのままの設定だ。

今日も早朝に鳴り響く・・・


(・・・今日久しぶりにはやくいこ・・・)





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