愛*Scream*幼馴染みと甘々ラブ*


「あっ、そうだ。今日の放課後、新しくできたアイスの店に行かない?菜美、行きたいって言ってたよね?」



こうやって光樹は、さりげなく誘ってくれる。
別に付き合ってるわけではないけれど。



「うん。行きたいな。
あそこの店って東京で有名らしいし。すんごいおいしそうなフレーバーがあるらしいんだよね。」



でもそんな気遣いが嬉しい私は、まだ"幼馴染"というこの関係が続いてもいいかもって甘えた考えをしてしまう。



自分でも、この関係のままではいけないことは分かってる。


いつかは光樹も彼女ぐらいできちゃうだろうし。
って言うかもういるかもしんないし。
そうなると、私はかなりのKY。


でもだからって光樹に告白して断られたら、もうこの関係には戻れない。
それが怖いからいつも立ち往生してしまう。

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