僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
しばらく、浜辺を歩いて
「ここ」
彼は、白い建物を指さした。
って、新しくなってる!
3年でこんなにも変わるんだ!
前はもっと地味だったけど、今は綺麗でオシャレな感じ。
「海の家……『ひまわり』って……」
あれ?どっかで聞いたような、見たような……。
「あーっ!」
突然、大きな声をだした私に隣にいた彼はビクッとした。
「な、なんだよいきなり」
「あ゛、いや別に」
あの可愛らしい男の子から貰ったチラシの海の家ではないか!
あー、あの子に聞けば良かったんだぁ。