秘密な契約と掟破りな愛【続】

「……っ……さっきね……指輪を預かったのよ。目が覚めたら……………慎矢さん…?」



今、微かに指が動いた?今確かに動いたわよね…?



「し、慎矢さんっ?!ねぇ、慎矢さんっ!!頑張って!!頑張って目を開けて!!」


「少し、外へ出て下さい」



私は看護師によって再び外で待つ様に言われた。慎矢さんの周りをバタバタと慌ただしく動き回る医者と看護師…。



慎矢さん……私ここに居るから。



< 133 / 250 >

この作品をシェア

pagetop