青空と暗い屋上2
夏、飛びだとうとしない烏
いつもと変わらない

暗い屋上

彼の母は腐食していた肌を切り刻まれ
トイレに流された

それはもうさっぱり
綺麗に。

彼女は悲しみの底に連れていってもらうことにした

あの日の屋上。

彼は座り込んでいる彼女を見つけた。

彼女のもとまでゆっくり歩いたあの映像を忘れない

彼女はぐったりして髪がカーテンのように流れていた
そのカーテンの中には顔がありその下の地面には深紅の血がきれいな池をつくっていた

彼女の真っ白なきれいな手は
カッターが刺されていて
血が流れ出ていた


もう君には感動さえ覚える


そっと抱き締め彼女の重さを確かめる





小さい頭に細い腕
そこからは綺麗な血が流れている







彼は刺さったカッターを思いきり抜いた




鮮やかな血が飛び散った








もうそれは





芸術を越える美しさであった
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