キスの魔術師


恭介の切ない顔が心に染みた。



「俺…頑張って勉強する。体調管理もしっかりする」


『うん…』


「向こう行って大変かもしれねぇけど……」


『……』




そして次の瞬間、太陽よりも輝く笑顔で…

あたしの大好きな笑顔で……


恭介は笑ったんだ。







「俺の夢は、ハイジの夢だからな!!」









『うん……!!!』







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