恋に恋した5秒前
あれから、二人は益々ラブラブになっていた。
今日は県大会、バスで隣の市へ移動中。
「オレ今ケータイのメモリ13人しかいないんだけど(笑)。れんちゃんくらいは残せばよかったかなあ」
あの行動に、ほんのちょっと後悔している京平だったけれど。
「まあ、恋くらいはいいよって高橋も言うんじゃねえの?」
「そうだな」
今はもう、大丈夫そうだ。
ケータイを取り出し京平はメールを確認する。
「『京平、頑張って応援しなよ(笑)』ってメール来たけどさあ、誰からかわかんない(笑)」
「いいんじゃないの、ほっとけば。もう女の子とメールはしないんでしょ?」
「うん、ほっとく。そうしよ」
「レンー!今どこかわかるけー?」
すると後ろの先輩が僕を呼び、そう言った。
バスに乗って30分。
「多分あと5分くらいで着くんじゃないですかー?」
「おーう。ありがと」
すると京平が呆れたように笑って言う。
「おまえ若干話噛み合ってねえよ、先輩は今どこら辺か聞いてたよ」
「そうだっけ」
「完璧そう」