私vs国連 〜悲劇の世紀末救世主伝説〜

私vs国連



「あーーーたたたたたたたたたたたたたたたたたた、おぅおーーーわったぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!」


「あーべーしーぃぃぃっ!!」


「ひ、ひぃでぶぅぅぅーー!」


断末魔の叫びを残し、弾け飛ぶ肉塊。それでもなお、ユダの軍勢は向かってくる。


将軍様との面会から、半月が経過した。


彼の情報通り、やはりケンシロウの敵はユダだったようだ。彼の進む先には絶えずユダの軍勢が溢れ出してくる。


足元に転がるヘルメットを見て、ケンシロウは将軍様の言葉を思い出していた。


「ユダはあなたを恐れるあまり、自分の軍勢にカモフラージュさせてるのね、スムニダ。」


ヘルメットには、ユダの軍勢を表す「UD」を偽装したと思われる、「UN」の文字が記されている。


「………こんな事で、この俺を騙せるとでも思ったのか……ユダ!!」


ヘルメットを踏みつけるケンシロウに、さらに新手のユダの軍勢が襲いかかってきた───!


「ユリアァァァァァ〜〜〜!!」


血と肉の嵐を乗り越え、ケンシロウはユリアが捕らわれているという、ホワイトハウスを目指す────!!




.
< 20 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop