フタリの事情。
サッカーのことを考えてるときは、テンションがめちゃくちゃ上がる俺。


ウキウキしながら、軽い足取りで部室までの廊下を歩いてると――、


ドンッ!!


角を曲がった瞬間、何かに当たって、


「おわっ!」

「きゃあっ!」


バサバサッ……

ドサッ。



まず聞こえてきたのは、本が落ちて積み重なってく乾いた音。



いてて。

俺、誰かとぶつかった……?


てか、今の声、どっかで聞いたことあるような……



足元には、本にプリントなんかが散乱してる。

と、尻餅ついてる、一人の女の子。



「ご、ごめんっ、大丈夫!?」


って、よく見てみると、


「セナちゃん!?」


「せ、関谷先輩!!」

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