【短編 時間を越えて】
究極の延命
〜都内某研究所〜


「しかし、すごいな。」

研究員の一人がモニターを見ながら呟いた。

「そうですね。まさに奇跡としか言い様がないですね。」

もう一人の研究員がそう答えた。

「あの時代の延命措置としては、成功の確率は宝くじに当たるくらいの確率ですからね。」

研究員達がそんな話しをしている最中、研究室に連絡が入った。

「患者の意識が戻ったみたいです。」
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