真夏のオリオン
始まり
「ねーねー!飲みたくね~?」
海からの帰り道
あおいが言ってきた
「どこでだよ!金あんまねーよ?」
「歩きながらでいーぢゃん!」
「うけんだけど!まだあおいと飲んだ事ないんだっけね」
「そ~だよ~いーぢゃん!なんかここらへん買える売店あるからさ!なほ買ってきてよ」
「飲むか~なほかうの~?」
「絶対なほのが買えるからね!外でまってるからさ!」
私たちは帰り道お酒を買って飲みながら帰ることにした
お金は全然なかったから
一人一缶だけだったけど
私はあおいの分の酒もかって
歩きながら飲んだ
「かんぱーいっ」
あおいと飲むのははじめて
いつもの様にあおいがケータイで
清水翔太を流しながら
日が落ちてきた帰り道をかえっていた