可愛いあのコ〜隣のイケメンくん〜
*第1章*

1.ご褒美

父親の栄転で両親がニューヨークへ行って3ヶ月が過ぎた。


私はすっかり同じ境遇の幼なじみ4兄弟との生活に馴染んでいた。




「莉子ぉ、明日また草野球があるから、お弁当作ってくれる??」


「いいよ」


「内容は前と同じで、いーよ」


確か、タコさんウィンナーに星型の人参、ご飯の上にはハートの形の鮭ね。


孝ちゃんは末っ子だからか、少し甘えん坊で可愛い。


「今度は間違わないでよね」

そういえば前に作った時は健三のお弁当と入れ替わっちゃったんだよね。
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