丸腰デパート・イケメン保安課
って…全員集合しちゃってるぅっ!!


「張り込み!張り込みは?!」

全員ここに居たら張り込みの意味ないよ!
張り込みじゃなく、深夜デパートティータイムになってるよ!

「もし来たら犯人も誘おうね?」
「貢さん?!目的違いますから!」

フレンドリーになってどうする!変な情が湧いちゃうよ?!

馬鹿!違うだろ!
犬猫に餌やるんじゃないんだから!

ああ!一人ボケツッコミしちゃった!
知らず知らずに保安課に感化されちゃってるぅ!


「――しぃ!」

突然、昴さんが口元に人差し指を立て静寂を促した。
…何ですか?

「…今、微かに物音がした」
え?私…全然聞こえなかったよ!

「昴は物音に敏感だからなぁ」
「物音に?」

主任が、おにぎりを頬張りながら言った。
何をのんきに食ってんだ。

「昴の耳は約5キロ先まで聞こえるんだぞ?目は3キロ先までだがな」

見事な程に人間じゃないじゃん。

「極めつけは、たまに鼻から例の物がはみ出る事だ」

はみ出る?!例の物?!

昴さんは息を殺し、匍匐前進で這って行く。

…サバイバル?

「違うぞ?綾美。昴は息を殺してない、止まってるんだ」

また勝手に思考読んだ?!
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