悪魔な彼氏と甘々ラブ・

イヤな予感・



それなりに、覚悟はしてた。
・・・つもりだった。


やっぱり、自分に好意があるかどうかも疑問の人に告白すれば、多少は玉砕するってコトも考えとかなきゃならない。


そんなコトくらい、分かってるつもりだった。


・・・けど。



これはないんじゃない!!?



朝。
7時30分。
我が高校の校門の掲示板には、誰かからのメッセージが張り付けられていたのです。


人だかりでいっぱいになった校門周りを、あたしはがんばってくぐりぬける。
そして、目標の掲示板の前に立った。


【笹岡由紀。
  お前とは付き合えない。
   この前の告白はお互い忘れよう。

             雪村智樹】



な、何・・コレ。

何、あたし、こんな全校生徒の目の前で、しかもサシじゃなく掲示板で、フられちゃった!!?


昨日は美奈とはしゃいでたのに、今日は全然そんな気分になれなかった。






< 40 / 70 >

この作品をシェア

pagetop