悪魔な彼氏と甘々ラブ・
Love me!!


徒歩5分で来ることができた、ここ「下川水族館」は平日なのにけっこう人がいた。
中に入る前から興奮してたあたしは、入場料を払う前に中に入っちゃって、
雪村にこっぴどく叱られちゃった☆☆

そして今。
大きな水槽の中に入れられた2頭のアザラシの愛らしい姿に、
あたしは夢中・・・・。


「きゃーー!見て見て!アザラシだぁ。かわいい~」


一人超・・いや、超超興奮中。
マジかよ。。
みたいな顔して、ちょっと回りに視線を投げかけてこっちに来る雪村。

 「ほら、あそこにもお前とおんなじこと言ってる幼稚園児がいるぞ」

ピキッ

 「何?あたしが幼稚園児だって言いたいの?」


 「・・べっつに~」

ちょっと楽しそうにあたしから目をそらす。
ムカッ

この男、あたしを何だと思ってんのよ?


 「へーー。アザラシってこんだけデカイんだ」


何気に感心してるし。
てか、コイツ、もしかしてアザラシ見たことないの!?


 「雪村、アザラシ見たことあんの?」


 「ないよ」


はっ!?
マジか。


 「だ~から家から5分の水族館までの道も地図確認しなきゃ来れないんだぁ?」

雪村の顔がちょっと赤くなる。

ぅっはーーーー!!
初めて!初めてこの男に一泡ふかせてやった!!








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