小悪魔王子。
「…??ここの店に定休日なんてあったっけ…?」



王子は首を捻りながら呟く。



確かに…定休日なんてあった?



私も王子につられて首を捻りながら考え込み始めた時、



「…残念だけど、定休日みたいだし今日は帰りますね?」



と王子は残念そうに微笑んだ。



“それじゃあ…”と言って立ち去ろうとする王子…



待って…行っちゃヤダ。



無意識に思った感情が行動に変わり、



「あの、もしよかったら…」



なんと王子を引き止めた。
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