愛してると言えなくて…

◇胸の奥…◆




「バイバイ。」


悠吾は尚と別れる


尚はこの二~三日前から様子が変だ


自分で純の話をしている癖に顔を赤らめる


不思議だった


「長田くん…かしら。」


背後から声がする


振り返ると長髪で同じ学校の制服の少女が立っていた


「はい。それが…?」


「これ。」


少女は悠吾に白い封筒を渡した


「何ですかこれ?」


「一度見てみなさい。」


少女は白い封筒を指した


悠吾は封筒を開ける


中には四~五枚ほどの写真が入っている


「・・・・・・!?」


悠吾の目は見開いた





< 18 / 95 >

この作品をシェア

pagetop