愛してると言えなくて…

◇伝わんない…◆





家に着いた


鍵がかかってっていたので鍵を開けた


「ただいまぁ…」


「尚!?あなた今何時だと思ってるの?」


母は時計のほうを向く


6:45だった…


「あっ…」


「何所で何してたの??」


母が眉間にしわを寄せる


「何にもないよ」


尚はそのまま靴を脱ぎ自分の部屋に上がろうとした


「何にもないって…。尚あなた部活の先輩に何かしたの?先生から電話があったのよ?」


「母さんには関係ないでしょ?」


ムカついて尚は少し大声を出した


「尚!!」


母は尚の肩をギュッとつかんだ


パンっ


尚は母の手を振り払う


「父さんが帰ってこないからって私にあたらないでくれる?」


パチンっ


母の手が尚の頬を打った


尚は母をにらみつけ自分の部屋に入っていった






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