秘密の誘惑
「タマラ、君と茶番劇を演じるつもりはない これから人と会うんだ 出て行ってくれないか?」


冷たい声が部屋に響いた。



「ディーン!これは茶番劇なんかじゃないわ!貴方を今でも愛している これからは良い奥さんになるわ!」


タマラは必死に言うが、ディーンはドアに向かっている。



「私は婚約した 君の出る幕はない」


そう言うとドアを開け、鋭い視線でタマラを見つめる。


「タマラ様、ご主人様はお忙しい身でございます お引取りを下さいませ」


カーティスが追い討ちをかけるように言うとタマラは唇を噛んで部屋を出た。


ドアが閉まるとディーンは大きくため息を吐いた。


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