秘密の誘惑
「萌」


名前を呼ばれ後ろから抱きしめられる。



いつの間にかディーンが後ろに来ていた。



ディーンの唇が髪に触れる。



そして左手は萌のサラサラの髪を何度も梳いている。



「ディーン・・・」



会ったらたくさんの事を話そうと思っていたのに言葉が出ない。



「ん?」


甘い低い声が耳元でする。



「・・・会いたかったの」


面と向かって言うのは恥ずかしく、後ろからすっぽり抱き疲れているシチュエーションも手伝い萌は正直に言った。



「あぁ、私もだ 萌 会いたかった」


萌の身体を振り向かせると唇が重なった。



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