秘密の誘惑

不安

「彼女も一緒に行くなんて・・・・・・」


心の中にドロドロしたものが流れる。



嫌だ・・・醜い嫉妬心は嫌・・・。



机に顔を伏せた時、再び携帯電話が鳴った。



「も、もしもし?」



『ねぇ?妊娠していたら教えてね?わたしが育ててあげるから 赤ちゃんを産んでくれればディーンは多額の報酬を出してくれるわよ』



電話が切れる。



今のは・・・?



言われた意味が飲み込めない。



ディーンが報酬?あの人が育てる?



頭痛がしてきてこめかみに手をおいた。



「ディーンはあの人と・・・?」



萌は衝動的に携帯電話を手にしてディーンへかけた。


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