秘密の誘惑
「仕事きついの?」

日菜が顔を覗き込み聞く。


「きついなんてもんじゃないのっ」


配属された先は自分の働きたい部署ではなかった。


入社試験ではトップクラスであったであろう萌が受付に配属になってしまった。


そこが納得いかない。


受付は会社の顔としてきれいなお姉さんばかり。


年がら年中、お化粧を気にして直してばかりいる。


そんな事をしているのならもっと仕事をすればいいのに。


と、毎日思うのだ。



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