秘密の誘惑
数日後、萌が帰宅すると日菜がソファに座っていた。


「また来てる・・・」


心の中で暇人なんだからと付け足す。


「いいじゃない 実家なんだから 今日は朝倉でお花を活けていたの♪」


目の前の千波の実家に時々、日菜は花を活けにくるのだ。



日菜は帰ってきた萌の顔を見て機嫌が悪い事を読み取った。



だからすぐに話したい気持ちを抑えて萌がスーツから普段着に着替えて降りてくるのを待った。


萌はすぐにリビングに戻ってきた。


「あのね?ディーンが千波くんに電話をかけてきたって」


「な、何の用で?」


「萌は本当に自分の会社にいるのか?ですって」


そう言ってクスッと笑う。


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