秘密の誘惑

手当て2

萌は恥ずかしくて入って来た人物に目をやれなかった。


秘書の人・・・ディーンって呼び捨てなんだ・・・。


そう考えているとドアが閉まる音がした。



「萌 座って」


萌はディーンの言うとおりさっと起き上がった。



それを見てディーンがクッと喉の奥で笑って気がした。


「ヒールとストッキングを脱いで」



「なん!脱げるわけないじゃないですか!」



「脱げるさ 脱ごうとしないからだろ?」


「む、向こうを向いてて下さい」


ここまで用意してくれたのだから脱がないわけにも行かない。



< 71 / 404 >

この作品をシェア

pagetop