居候 × 姫様
「じゃあばいばい」
って言って
みんなで見送った。
時刻はもう6時をまわっていた。
夕飯がまだなので
わたしは部屋にいる。
――――ガチャ
急にドアがひらいた。
ノックもせずに
あけたのはもちろん
南。
「なっ…いきなりあけないでよ」
「何か変なことでもしてたの?」
ニヤッとする南。
そんな顔もかっこよかったりして
あたしの顔が赤くなる
「そんなんじゃないけど//」
「顔赤いよ~」
なんてからかってくる。
「いいからっ…何の用?」
あたしは背中を向けて
冷静さを取り戻した。