ルームメイト
「免許、おめでとう!
スゴイよね、一回で受かっちゃうなんて」

「たまたま運が良かったんだよ」

「川口くんて、いつも謙虚だよね。
合格のお祝いを探す時間がなかったから
今日は私が奢るね!」

「いいよ、そんなの」

ふと会話が止まって困ってしまう。
どうしたらいいんだろう…。

時折、見つめて来る川口くんの目が優しくてドキドキした。

こんなステキな人、もう二度と現れないかもしれない。

でも…
なんだろう。
彼と付き合ってはいけない気がするの。
なぜなのかは分からないのだけど…。
それに、遠距離って大変だと思うし。

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