ルームメイト
「は? 何言ってんの?
そんなの無理に決まってんだろ!」

唯らしくないキツイ口調。
思わず私は涼平くんと顔を見合わせた。

「だから無理言うなよ!
そんな急な話、困るよ。
勝手な事しないでくれよ!」

一体どうしたの?

「分かった。
今からそっちに行くから。
駅前だな?
そっから動くなよ!
5分で行くから」

慌てて電話を切ると唯は玄関に向かった。

「悪ぃ、知り合いが近くまで来てるから行ってくる。
涼平、メシ食ったらテキトーに帰れよ」

「あ、ああ。了解」

「んじゃ、行ってきます」

「「行ってらっしゃい」」

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