‐あおい‐

【62.触れ合う前に】





「美希の声が・・・・・・聞こえない・・・」


姿は見えなくとも、声は確かに鳴海真希の体の中で響いていたはずだった.



それがいま、消えてしまった.



「・・・・・・・・・・・・アハハハ」



迅速に伝う.
頭の中で、死ねと言われた気がした.

ボロボロの体.朽ち果てた精神.
空腹が鳴る.体に溜まりきった出せない排泄物.



そしていま、完全に腐りきったものになった.
本当に、死ねと言われた気がした
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