【詩集】私の言葉、私のカケラ
僕じゃ、約不足でした
君が泣いていた時は

僕が隣にいたのに

君が笑っている今は

あいつが隣にいる

あぁ、僕は馬鹿だね

あいつを想って泣く君を

あの時あの瞬間、

奪ってしまえばよかったのに

本当に好きだと言う君が

本当に好きだった

でも

あいつの隣で笑う君の表情が

僕がさせたくても出来なかった表情で

君は僕が好きだということを

知っているのかな

知らなくていいよ

知らなくてもいいから

君は、君だけは、ずっと

どうか 笑っていて下さい
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