あなたじゃなきゃダメ...

同棲


まこと付き合ってすぐ

私の家に転がり込んできた。

日に日に増えるまこの荷物に

少し戸惑ったりもした。

でもなんだかんだで楽しかった。

1つ気がかりだったのは…

私と付き合ってすぐに

まこは仕事を辞めた。

でもすぐに新しい仕事を始めてくれると

信じて疑わなかった。

「おかえり」

今日もまこに迎えられて家に入った。

「ただいま」

初めはおかえりって言われる事が

嬉しかった。

私を待っている人が居る事が…

「今日仕事どないやった?」

まこに聞かれて忙しかったと答えた。

「まこ今日何してたん?」

私が知らない空白の時間を聞いた。

「... 寝てた」

唖然とした。

「えっ!?寝てただけ?

掃除とかもしてないん?」

私は聞いた。

「うん…」

ありえないよ…
< 211 / 359 >

この作品をシェア

pagetop