あなたじゃなきゃダメ...
家
もうすぐお盆休みという
長期休暇がある。
休みの間まこと一緒に居ると思ったら
嫌で仕方なかった。
「ななもうすぐお盆やな。
どこ行く?」
まこは楽しそうに聞いてきた。
私は…
まこと私の気持ちがすれ違い始めた。
「分からん。
どこでもいいかな」
私は適当に返事をした。
~♪~♪
私の携帯が鳴った。
たろうからのメ-ルの着信音だ。
まこから少し離れて
メールを開いた。
「ななお盆どっか行くん?」
たろうはお盆休みの予定を聞いてきた。
「今まことその話してたけど
未定やな~。
てか、まこと一緒におらなあかんから
苦痛かも…」
私はたろうに素直な気持ちを言った。
「泊まりに来る?
嫁お盆の間、田舎帰るねん」
たろうのメールを見て
少し気持ちが楽になった。
「でもまこに何てゆお?
嘘ついたほうがいいよなあ?」
私はたろうと過ごしたいと思った。
すごく中途半端な事してるのは
分かっていた。
それでもたろうと居たかった。